骨粗鬆症が不安
当院の竹内晃医師は、1998年から東京都中野区の骨密度相談医をしております。また同医師が院長のルーククリニックには精密な骨密度を測定する、DXA(デキサ)法検査の機器も備えてありますので、症状がある方もそうでない方もお気軽に受診してください。
竹内晃医師 骨密度相談外来日
木曜日の午前9時〜午後1時です。予約を受け付けております。
骨粗鬆症について
最近の患者さんの傾向として、骨粗鬆症が心配される中高年は、実際の骨密度は正常なのに過度の運動をしたり、氾濫する健康食品を過度に摂取している場合があり、バランスを崩している場合があります。
若い女性に関しては、骨密度が非常に低いことが気になります。若い女性に体する食生活アンケートの結果は、カルシウムの摂取量は200から300mg程度。
国民栄養調査で定める1日当たり摂取量700mgの半分にも満たないのです。
人間の骨量は、成長期を経て17才から20才頃にピークに達し、40代半ばまでその骨量を維持して、女性の場合は、閉経期を境に例外なく急激に下がって行きます。
ピークの数値が低い程、骨粗鬆症にかかる確率が高くなるわけです。
骨粗鬆症の患者数は2010年には1200万人を越える(骨粗鬆症財団調べ)と予測されています。
この病気は女性ホルモンと密接に関係しているために、もともと女性は男性の6倍も罹患率が高いのです。現在の若い女性たちが骨密度80%という低い数値が改善されないまま、閉経期を迎えた時を想像すると恐ろしさすら感じます。
若いうちは自覚症状もなく、肉体的にも無理がききますから骨の健康といってもピンとこないかもしれません。しかし、実際に腰痛になったり骨折しやすい状態になってからでは遅いのです。
できれば骨量が最大の20才の時に骨密度を確認して、自分の骨の状態を知っておくのがいいでしょう。その後は10年に1度くらいの割合で、肉体的な変化が起きる節目の時期に骨密度をチェックする。
そこで骨密度が低下している人は、栄養機能食品などを補給しながら、生活習慣の改善に努めてください。
きちんとした食事と適度な運動を取り入れた生活で、骨粗鬆症予防に努めて欲しいと思います。
骨粗鬆症にならないための予防
1、カルシウムの多い食材をたっぷり摂りましょう!
牛乳、大豆、小松菜、小魚
カルシウムの吸収をよくするビタミンK(緑黄色野菜、納豆)、ビタミンD(サケ、イワシ、卵、キクラゲ)
2、定期的な運動をしましょう!
急激な運動は体に負担がかかるので、通勤や買い物などに、ウォーキングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
3、毎日少しずつでも日光に当たることも大事です!
骨にカルシウムを沈着させるために、ビタミンDの活性化が必須です。そのために日光に当たることが必要ですが、紫外線が気になると思いますので、近所に買い物などに出かける時間程度で構いません。
骨粗鬆症になってしまったら
症状によっても異なりますが、骨が壊されるのを助けたり、骨の形成を助けたりする薬や、骨をコーティングしたり、女性ホルモン様の作用のある薬を用いて治療を行ないます。
治療にはある程度時間はかかりますので、あくまで予防が大切です。